がん治療と口腔ケア

闘いの記録

がん治療を受ける上で
忘れてはいけないのが
口腔ケアです。

私は過去にインプラントや
矯正をしていたこともあり
口腔ケアへの意識は高い方でしたが

乳がんの治療を始めてからは

・細菌やウィルスの感染予防
→がんの治療をしていると
 化学療法による骨髄抑制がある
→白血球や血小板減少により
 上気道の炎症だけではなく
 歯茎の出血や炎症も起こしやすい

抜歯を避けたい
 →骨折予防のための注射をしているため
 →抜歯で顎骨壊死のリスク大

という目的が加わったため
より口腔ケアへの意識が高まりました。

とは言え
私が口腔ケアに時間をかけるのは
寝る前だけです。

歯ブラシだけでは
歯垢除去効果が足りないので
フロス歯間ブラシ
併用します。

また食いしばりによって
歯やインプラントが割れるのを防ぐため
マウスピースをして寝ています。

寝る前だけのケアでも
歯医者さんに行くと
”よく磨けていますね”と
言っていただけます。

そんな私が
具体的に何を使っていて
どのように使用しているのか
ご紹介したいと思うのですが…

約2ヶ月前に事件が起こりました。

定期歯科検診&クリーニングを
1ヶ月前にやっていたタイミングだったので
軽くパニックです。

インプラント周辺の歯茎が
腫れて出血、臭いもしていました。

かかりつけの歯医者さんに診てもらったところ
膿は溜まっていないけど
インプラント周囲のポケットが深いのと
免疫力の低下で炎症を起こしたんだろうとのことで
洗浄と抗生剤の軟膏を塗布してくださいました。

骨髄抑制の影響が
歯茎の炎症・出血という形でも出てくるのかと
肝を冷やした出来事でした。

もっとしっかり掃除しなきゃと思い

寝る前のお掃除用に
オーラルケアフロアフロスを取り入れて
フロスのかけ方も見直しました。

前置きが長くなりましたが
よかったら読んで行ってくださいね。

定期的な歯科でのクリーニング

まず基本の基が
歯医者さんで定期的に
歯のクリーニングをすることです。

自分ではしっかり磨いているつもりでも
磨きにくい部分はありますし
上手く磨けてないところも
歯石や汚れがついてきてしまうので
定期的に歯石を取ってもらいましょう。

歯石を放置すると
虫歯や歯周病の発症リスクが高まります

歯のクリーニングをするときは
歯科検診も兼ねていますので
もし歯茎や歯の状態が悪い場合
早めに治療を開始できるのもメリットです。

信頼できる歯医者さん
3-4ヶ月に1回は歯科検診とクリーニング
するようにしましょう。

歯科医や歯科衛生士さんからの
具体的なアドバイスも
すごく参考になります。

フロス

私は歯磨きをするときに
歯間ブラシで歯と歯の間
フロスで歯と歯茎はぐきの間の汚れを取ってから
歯ブラシという順番に行っています。

まずはフロスからご紹介します。

私は3種類のフロスを使い分けています。

*日中の軽めのお掃除に*
クリニカのY字フロス
→簡単に済ませたい時に便利

ルシェロのフロス
→細めの糸フロス
 Y字フロスが使えない大きい詰め物がある部分用

**寝る前のしっかりお掃除用に**

オーラルケアのフロアフロス
太めの糸フロスで繊細な繊維の束になっており
 水や唾液で膨らむほどです。
 歯と歯ぐき間の汚れをしっかり掃除できる♪

あれこれ揃えるのが面倒くさい場合は
フロアフロスだけあればいいです。

ルシェロフロアフロス
フロスが唾液や水で濡れても
すべりにくいのが推しポイントです。

*フロスの正しい使い方*

オーラルケアさん(フロアフロスのメーカーさん)が
フロス基本の使い方の動画を出しているので
御覧いただくとわかりやすいと思います。

歯と歯茎の間を掃除するように
汚れた糸は巻き取りながら
歯間に通す度に
清潔な糸を使うようにしましょう。
フロスの長さはケチらないほうが◎

2ヶ月前まで私は
フロスは歯間に通せばOKというような
間違った使い方をしていました。トホホ…

皆さんは正しい使い方でお掃除してくださいね。

ちなみに

大きい詰め物があるところは
フロスを入れたら
横にスーッと引くように使います。

物理的に詰め物がついている方向と
逆方向の力が加わると
詰め物が取れやすくなるためです。

歯医者さんに教えてもらった方法です。

詰め物が取れやすい方は
試してみてくださいね。

歯間ブラシ

こちらも奥歯用や歯間の幅に合わせて
2種類使い分けています。

デンタルプロの歯間ブラシの
L型タイプを奥歯用に
I型タイプを奥歯以外に

デンタルプロの推しポイントは
ブラシ部分がふさふさしてて
歯茎への当たりが優しくて
しっかり汚れをかき出せるところです。

私の場合は奥歯はL型が使いやすく
歯間のサイズが場所によって違うため
L型/I型、サイズ違いで使い分けていますが

自分の歯間の幅がどこも同じくらいなら
使い分けなくても全く問題ないです。

歯間のサイズがわからなかったら
歯医者さんで聞いてみてくださいね。

歯間ブラシ自体は
歯医者さんでも購入できるので
私はまず歯医者さんでオススメの商品を使って
慣れたらドラッグストアで購入する流れになりました。
使用感は変わりません。

歯ブラシ

私は歯ブラシをするときに
すごく力が入ってしまうタイプなので
ブラシがやわらかいものを使っています。

私が使用しているのは
GC ルシェロ 歯ブラシ P-20S ピセラ やわらかめ

1ヶ月に1回は新しいものに交換するので
(毛先が広がってしまう為)
安いときにまとめ買いをしています。

推奨はしませんが
やわらかめのブラシなので
歯磨きの最後に歯茎マッサージや舌磨きにも
使っています。笑

やわらかめと言っても
力を入れすぎると傷つきますので
注意してくださいね。

マウスピース

私は食いしばりがあるので
ナイトガード
歯医者さんで作ってもらい
寝る前につけています。

ナイトガードとは
寝るとき用のマウスピースです。

インプラントや自分の歯が割れたら
嫌なので私にとって
マウスピースはかなり重要です。

外したマウスピースを見ると
特に奥歯に力が入っているんですね。
噛んだ跡がガッツリついています。

食いしばりがあるかどうか気になる方は
歯医者さんで聞いてみてくださいね。

歯磨き粉

私は乳がんの治療を始めて
お薬の副作用で粘膜障害があるため
口内炎ができやすくなりました。

以前使っていた歯磨き粉には
発泡剤として
ラウリル硫酸ナトリウムが多く
配合されていました。

ラウリル硫酸ナトリウムが
あまりよくない成分だということは
聞いたことはあったのですが

改めて調べると
タンパク質を変性させるため刺激が強く
口内炎や味覚障害の原因になることがわかりました。

ドラッグストアで成分表を確認して
ラウリル硫酸ナトリウムが使われていないもの
探します。

価格が高ければいいって訳でもないので
しっかり成分表示を確認しないといけません。

結果私が使うようになったのは
クリニカ PRO オールインワン(7大リスクケア)です。
こちらに変えてから
口内炎になる頻度がかなり減りました。

この商品の成分や配合目的、配合量について
詳しく知りたい方は、深堀りしたので
こちらの記事を参考にしてくださいね。

同じクリニカPROシリーズでも
plusホワイトニング/plus歯周バリアには
発泡剤のメインがアミノ酸系界面活性剤であるものの
ラウリル硫酸Naもそれなりに配合されているので
注意が必要です。

粘膜は皮膚のようにバリアがないため
より刺激を受けやすいです。

*余談**

歯磨き粉だけではなく
ボディソープハンドソープヘアシャンプーなどにも
ラウリル硫酸Naやラウレス硫酸Naを
主な洗浄成分として配合している商品が多いです。
皮脂分泌が過剰な人には◎ですが

乾燥肌・敏感肌の方は避けてくださいね。

がんの治療をすると
皮膚粘膜だけではなく髪や爪も

乾燥しやすくなりますので
洗うための商品選び
重要です。

まとめ

乳がんの治療でずっと免疫を
抑えているので
感染予防のため1日の終わりに
歯を磨く
シャワーをする
このふたつは私にとって大事な日課です。

特に歯磨きは
マウスピースをする前に
絶対しないといけません。

めんどくさいけど
自分の身を守るためです。

また私のように
ランマークを投与されている
がん患者が口腔ケアを怠っていると

歯が全部抜けて顎骨壊死起こして
食事ができなくなることも
容易に想像できます。

気をつけて損になることはありません。

がん治療をしている方に限らず
歯の健康は
脳にとっても
体の健康にとっても
大切
です。

口内環境が悪く、健康な歯が少なくなると
①栄養の吸収が悪くなる
②認知機能が低下する
③歯周病により
 心疾患や糖尿病のリスクが高くなる
④食事量が減ることで筋力の低下につながる
というように
脳や体の健康が損なわれていきます。

つめものが取れたり抜歯した時に
感じたことですが
たった1本の歯が使えないだけで
食事をするときに不便というか
咀嚼がしにくいんです。

口腔ケアをおろそかにすると
健康寿命が短くなる
ことは
なんとなく想像がつきます。

病院で口腔ケアについて指導されることは少ないと思いますが
口腔ケアはがん治療を受ける上で
副作用や感染対策のために
とても大切です。

もちろん健康な人にとっても。

参考にしてもらえたら嬉しいです。






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