乳がんが発覚した経緯

闘いの記録


乳がんが仙骨に転移し、
腫瘍が周辺の神経を圧迫し臀部・大腿部に、
痛みと痺れが出たことがきっかけで発覚しました。

初期症状

2022年の4月のとある休日、
出かける準備をしていると突然腰に痛みが走りました。
ぎっくり腰だ、たぶん。
数日間は足を引きずって歩いていました。

足を引きずることはなくなったものの、気づけば、お尻に痛みを感じるようになり、
今度は坐骨神経痛か、年だなーなんて思いながら仕事していました。

それから日を追うごとに痛みが強くなり、仕事を早退したり、お休みする日が出てきます。
強い痛みと痺れがお尻だけではなく太ももにも広がりました。
立ってても座ってても何してても、どうにもなりません。
まだ立ってる方がマシです。

激痛と痺れに耐えられず仕事を早退した5月のある日、近所の整形外科を受診。
レントゲンを撮りますが、原因は分からず…MRIの予約を取ります。
リリカ(神経痛のお薬)が処方されますが、全く効きません。
その日の深夜、あまりの痛さに涙が止まらず、喚くように泣いていました。
寝室で泣いている私に気づいた夫が救急外来がある病院を調べ、車で連れて行ってくれました。

救急外来では痛み止めの坐薬(ボルタレン)を使いましたが、びくともしません。
追加でトラマール(麻薬ではないが、麻薬のような効き方のする鎮痛剤)が処方され、
服用したところ、痛みが引いてきたので帰宅しました。
救急の医師は、翌日に整形外科診察とMRIの撮影ができるよう予約をしてくれました。
MRIの結果は、
椎間板ヘルニアでも脊椎管狭窄症でもない、坐骨神経痛かもしれないけど、
明確に原因がわからない。というものでした。
処方はトラマールとリリカが増量になり、改善が見られないようなら1週間後に神経内科を受診するようにとのこと。

人生初めての入院

1週間経っても改善することはなく…
さらに臀部から陰部の感覚が麻痺し、排便も排尿もできなくなり、神経内科を受診、
脊髄炎の疑いでそのまま入院となりました。

自分で排泄ができなくなっていたので、
排尿に関しては尿道にカテーテルを、
排便はおむつをして坐薬もしくは浣腸です。
そして看護師さんがルートを取ると、検査やら投薬がめまぐるしく行われていきます。

入院2日目の夜、
担当の内科医から、夫も一緒に聞いてほしい話があるとのことで、夫に来てもらいました。
医師からは…
”内科的要因を探って、検査や投薬(免疫グロブリン等)をしたが、どうしても説明がつかないので、整形外科で撮ったMRIを見返した所、仙骨に腫瘍があることに気づいた。
他院から来ている整形外科医にコンサルを行い、仙骨腫瘍が原因(周辺の神経を圧迫していること)だとすると出ている症状や検査結果の説明がつく、緊急手術をするので、明日転院になります”
とお話がありました。

この先生は私の命の恩人です!

緊急手術へ

どのような手術かというと、
腫瘍がある骨と反対側の骨を削ります。
骨と骨の間にある神経の圧迫を取るために。
手術が遅れれば、神経の回復が難しくなります。
腫瘍はあまり触ると散ってしまうので、病理検査に必要な分しか採取しません。

転院先の病院に着いたらすぐ、執刀医から手術について夫と一緒に説明を聞き、
バタバタと手術室へ。

手術は無事に終わりましたが、切ってるからさすがに痛いです。
人生はじめての手術、こんなに痛いとは… 
目が覚めたら、ひたすら痛いって言ってたのを思い出します。
そのためフェンタニル(麻薬・鎮痛剤)が用意されていました。
痛いときに自分で点滴を落とすことができるシステムです。
薬が効いている間は痛みが引き、副作用も相まって眠ることができます。
水分補給は吸い飲みで、酸素マスクや、心電図を測るためのパッドが体につけられて、
着圧ソックスを履かされます(血栓予防のため)。
3日間ほどナースステーションに近い部屋で過ごしました。
体はほとんど動かせません。

臀部大腿部の痛みや痺れはなくなっています。
執刀してくれた先生に感謝です!

陰部から臀部にかけての麻痺した感覚は残りますが、
こちらは時間とともに回復していきます。

退院に向けて

4、5日目くらいで一般的な大部屋に移り、心電図も酸素マスクも外れました。
電動ベッドの助けを借りながら、体を起こしたりできるようになります。
痛み止めはカロナール(一般的な解熱鎮痛剤)になりました。

傷が塞がってテープが外れたら、お風呂に入れます。
痛み止めもほとんど服用せずに済むようになり、排泄は様子をみながらおむつや尿カテを卒業し、
いきんだり、自分でお腹を押したりして、少しずつできるようになっていきました。
リハビリも開始です。

結果と心当たり

先生が病理検査の結果を知らせに来ます。

仙骨腫瘍は、乳がんが転移したものだろうとのことでした。
まさか…
私が乳がん?

でも心当たりあったんです。
胸にしこりがあることは自覚していて、
乳がん検診は、自費でも区の検診でも受けていました。
異常ないって言われていたのに。

ショックで泣きました、しばらく泣きました。
メンタルどん底です。あとどのくらい生きられるんだろう・・・

診断が確定

診断を確定させるため、造影剤CT、マンモグラフィー、エコー、針生検を行い退院します。

退院して数日後、乳腺外科を受診。

ホルモン受容体陽性 乳がんステージ4

骨に転移してるから、なんとなくわかってたけど、ステージ4か‥
受け止めるしかありません。

希望はある

乳がんなのに、ステージ4なのに、私どん底だけど、
整形外科の先生も、今はいろいろ薬あるし大丈夫だと思うよーって感じだったし、
乳腺外科の先生も淡々とさわやかに説明するよなー

そんな感じで闘いの日々が始まりました。

治療は甘くないですが、
先生の感じ、今となっては、理解できます。

がん=死でも、ステージ4=末期でもなかったんです

私も医療従事者の端くれですが、誤解していました。

これだけは言いたい

私が一番伝えたいことは、
もし今気になる症状があって、乳がん検診を受けようか乳腺外科を受診しようか迷っている方は、乳腺外科を受診してください

私は胸にしこりを発見して、自費で乳がん検診を申し込みました。

乳がん検診(エコーとマンモグラフィー)を受けた時に、
クリニックの医師から私が自覚しているしこりは、
”しこりとは言わない、乳腺が発達しているだけ”
と言われました。
区の乳がん検診(マンモグラフィー)でも異常なしでした。

乳がん検診では本当に病変がなかったのかもしれませんが、正直疑ってしまう気持ちもあります。
針生検までやって欲しかったし、区の検診はエコーもやるべきです。

もちろん私にも落ち度があります。
乳がん検診で満足するべきではなかった。

ただ私の主観にはなりますが、
乳がん検診は受けていたのに、
のちに乳がんが進行した状態で見つかるという話は割とよく耳にします。

乳がん検診では、
・乳がんのタイプ
・乳がんができている場所
・検診方法
・検査をする医師や技師さんの技術力
・検診のタイミング(1-2年に1回程度になることが多い)
などで、限界があるのかもしれません。

ごちゃごちゃ書きましたが、とにかく!
もし今気になる症状や不安がある方は、乳腺外科を受診してください

別記事で詳しく書きますが、受診記録が重要になってくることがあります。
乳がん検診では受診記録は残りません

私は医師でも専門医でもないので、
間違って解釈しているところもあるかもしれませんが、
読んで頂いた方のお役に立てたら幸いです。




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