ホルモン受容体陽性乳がんステージ4の治療と副作用

闘いの記録

私の乳がんは、
女性ホルモンをエサにして増殖するタイプです。
治療は、
がん細胞の増殖を抑える
がん細胞にエサを与えない
を、目的としています。
ステージ4(骨などに遠隔転移している)の場合、
手術は適応になりません

放射線治療

薬での治療を始める前に
放射線治療を合計10回受けました。
乳がんが転移してできた仙骨の腫瘍が
大きくなるのを防ぐためです。

いろんな角度から放射線を当てました。

皮膚がちょっと黒ずんだかな?くらいで、
特に副作用は感じませんでした。

仙骨の腫瘍によって起こった症状や
症状を取り除くための手術については、
乳がんが発覚した経緯という記事で詳しく書いています。
よかったら↑こちらの記事も読んでみてください。

イブランス錠

シンプルに言うと、
細胞の分裂を抑えるお薬です。

分子標的薬と呼ばれるお薬のうちの一つで、

CDK4およびCDK6という酵素を阻害します。

この酵素は細胞分裂に必要な酵素です。
正常な細胞の分裂でもこの酵素は必要ですが、
圧倒的にがん細胞はこの酵素に依存して増殖していきます。

この酵素を阻害することによって、
正常細胞へのダメージは少なくしつつ
がん細胞を狙い撃ちすることが可能です。
よって、
従来の抗がん剤(殺細胞薬)と比較すると
かなり副作用が抑えられています。

副作用は主に、
・骨髄抑制:好中球・白血球・血小板などの減少
・粘膜障害:口内炎、食欲不振、下痢
・皮膚症状:脱毛、乾燥
などです。
骨髄、粘膜、皮膚などの細胞分裂が盛んな場所で、
副作用が出やすいです。

このお薬は通常
1日1回125mg
3週間服用・1週間休薬を繰り返しますが、

私の場合は
1日1回100mg(25mgを4錠)を
2週間服用・2週間休薬で服用しています。

なぜなら、初回に
125mgを2週間服用した時点で
白血球や好中球が下がりすぎたのと、
喉に粘膜障害が出たためです。
喉の痛みは本当に辛くて、
治るまでに1ヶ月以上かかりました。

減量や休薬期間を調整したからといって、
治療効果が落ちるわけではありません。

イブランスは
服用開始から1週間経過すると、
しっかりお薬が効いてくるので
副作用は2、3週目に出ることが多いです。

私は口内炎や膀胱炎になりやすいです。

先日は副作用が出やすい期間と睡眠不足が重なって、
帯状疱疹になりました。

脱毛に関しては
髪の毛やまつ毛が抜けやすくなったかなと感じる程度で、
ウィッグも帽子も必要ありません

注意してほしいのが、グレープフルーツです。
イブランスの代謝を阻害する成分を多く含んでいるので、
効きすぎて、副作用が出やすくなります
ちょっとなら大丈夫かなと思って食べたら、
案の定、体調が悪くなりました…

リュープリン注

卵巣の働きを抑えるお薬です。

卵巣からエストロゲンが分泌されないようにします。

24週(約半年)に1回に皮下注射をします。

副作用は主に更年期症状に似たものや関節痛などです。

私はホットフラッシュや不眠の症状があり、
注射の直後や翌日には関節痛や動悸で寝込むことがあります。

フェソロデックス筋注

・がん細胞がエストロゲンを取り込むのを邪魔する
・エストロゲン受容体そのものを分解=減らす

お薬です。

リュープリンでエストロゲンの分泌を抑えますが、
100%ではありません。
フェソロデックスは、がん細胞表面の受容体に
エストロゲンがくっつかないようにブロックします。

主な副作用はホットフラッシュや注射部位の痛みやしこりです。

最初の2回は2週間ごと、
その後は4週間ごとに、
左右のおしり(中殿筋)に注射します。

繰り返し注射するので
注射部位は硬くなります。

看護師さんが
位置や注射速度を調整して
注射時の痛みは抑えてくれています。

ですが…

私は止血しにくいようで

看護師さんによっては
とんでもない力で圧迫してくることがあって
失神しそうになります😱

止血しにくいのは
いつも血小板の数値が基準値以下なので
それが原因だと思います。
(イブランスやランマークの副作用)

さらに追い打ちをかけるのが
注射後の痛みです。

注射後〜数日間は
びっこ引いて歩いてます。
寝返りも打てません。

フェソロデックスによる痛みから
最短で抜け出す方法
について
別の記事にしていますので
よかったら参考にしてみてください。

ランマーク注

骨転移がある場合や、
がん治療による骨粗鬆症のリスクがある場合に使うお薬です。
4週間ごとに皮下注射をします。

がんに攻撃されて脆くなっている骨を守るのが主な目的ですが、
リュープリンやフェソロデックスによる
骨粗鬆症予防にもなっています。

エストロゲンは女性にとって
骨を強く保つのに重要な役割を果たしているので、
それを抑えるということは骨密度の低下につながります。

ランマーク使用中に、
特に注意してほしいのは、歯科治療中の方です。
歯科治療中の方は、必ず歯科医にランマークを使用していることを伝えてください

ランマーク使用中に、抜歯をすると
顎の骨が壊死するといった副作用が起こる可能性があります。
口腔ケアをしっかり行ってください。

どうしても抜歯が必要な場合は、
主治医と歯科医にしっかり連携を取ってもらった上で治療を受けてください


口腔ケアについてはこちらの記事を
参考にしていただけたらと思います。

デノタスチュアブル

ランマークによる低カルシウム血症を予防するためのお薬です。

骨はカルシウムの貯蔵庫です。
体内でカルシウムの濃度を一定に保つために、
骨と血液は常にカルシウムのやり取りをしています

ランマークは骨から血液への
カルシウムの放出を減少させるので
血液中のカルシウム濃度が低下しやすくなります。

低カルシウム血症の症状は、
筋肉のけいれん、しびれ、疲労感などです。

このお薬には、
・カルシウム
・ビタミンD(カルシウムの吸収を良くする)
・マグネシウム(カルシウムの代謝を調整)
が配合されています。

口の中でぼりぼり噛んで服用します。

ルネスタ錠

睡眠導入剤です。

作用時間が短く、日中に響きにくいお薬です。

治療の副作用もあるとは思いますが、
寝つきがかなり悪いので、
私にとって大事なお薬です。

デエビゴというお薬を服用していたこともありました。
覚醒物質を抑えるお薬で、寝つきや熟睡を促しますが、
私には合わなかったです。
効いてほしい時間に効かなくて、
日中ものすごく眠くなってしまいました。

相性があるので、不眠に悩んでいる方は主治医と相談しながら、
いろいろ試されるといいと思います。

整腸剤

市販のビオスリーを購入して服用しています。

医療用のビオスリーと同じものですが
私が通院している病院では
ビオスリーが採用薬になっておらず
処方してもらうことができません。

整腸剤いろいろ試した中で
私にはビオスリーが一番合っていました。

*市販品と医療用の違い**
市販品は瓶に詰められていて
医療用はシートになっているだけです。
中身は同じ。

体調によって使っているお薬(常備薬)

クラビット:抗菌剤
→発熱時や膀胱炎時

デキサメタゾン口腔用軟膏:口内炎のお薬

・酸化マグネシウム:便をやわらかくする

・トランサミン:止血・抗炎症薬
→喉の痛みが強い時(痛みが落ち着くまで継続)

最近ほとんど使用しなくなった薬ですが
・ラキソベロン:腸を刺激して排便を促す
・ガスコン:お腹の張りを取るお薬
・新レシカルボン坐剤:直腸を刺激し排便を促す
などもあります。

主治医に症状や副作用を伝えやすくするコツ

診察時は体調がいいタイミングなので
副作用や体調が悪い時の症状を
医師に伝えるのを忘れがちです


私のように忘れっぽい方は、

伝えたいことをメモやお薬手帳に
あらかじめ書いて
診察時に渡すのをおすすめします!


今回は私が受けている治療についてご紹介しました。

あくまでひとつの例にはなりますが、
乳がんの治療について知りたい方の参考になったら幸いです。

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